こんにちは。
2021年にJGC会員になり、JALの空の旅が更に快適になった私に衝撃的なニュースが届きました。
2024年1月より、新しいステイタスプログラムが始まります。
えええええ!?と驚いた発表から1週間が経過しました。現在、発表されている情報から分かることを分析し、私なりに予想してみました。詳しい内容は2023年秋ごろにJALから告知されます。
新しいステイタスプログラムが始まります。
JALは現行のステイタスプログラムを2024年1月から新しいステイタスプログラムに移行することを発表しました。現行のステイタスプログラムと新しいステイタスプログラムの違いを見ていきたいと思います。
現在JALから発表されている新しいステイタスプログラムの情報で注目したい点は3つ。
日常でもたまる!新しいステイタスポイントの誕生
新しいステイタスポイントは、JALグループ便の搭乗やツアーの利用など飛行機のご利用時はもちろん、JALカードでの決済やJALショッピングでのお買い物をはじめとした日常生活におけるサービス利用、JALが推奨する環境にやさしい活動への参加などによって獲得することができます。(原文引用)
現行のプログラムでは、FOP獲得数や搭乗数でステイタスが決まっていました。しかし新しいステイタスプログラムではJALカードの利用等もステイタスポイントに反映される事に決まりました。
つまり、JALカード、JALショッピングなどを利用し続けることでステイタスを獲得出来るようになります。
あなたのペースで、ステイタスランクをGET!
新ステイタスポイントは、ステイタスランク達成の基準となるポイントです。新ステイタスプログラムでは複数の新たなステイタスランクをご用意しています。JALマイレージバンク会員である限り、生涯たまり続けるポイントのため、お客さまのライフスタイルに合わせて、ご自身のスピードでステイタスランクを目指せます。(原文引用)
現行のステイタスプログラムは1月1日から12月31日までの1年間に獲得したFOPと搭乗回数でステイタスが決まってましたが、新しいステイタスプログラムは生涯にたまり続けるポイントでステイタスが決まる事が決定しました。
つまり、今後のJGC修行は1年間以内に済ませる必要がなくなる可能性が非常に高いということです。ただ、現行のFOPと搭乗回数によるステイタス判断を辞めて、新ステイタスプログラムポイントのみでステイタスを決定する可能性は低いと考えます。
上質なサービスで毎日の暮らしと人生をもっと豊かに!
ステイタスランクごとに異なる特典をご用意します。
サクララウンジサービスの体験から始まり、JALグローバルクラブへのご招待やマイル有効期限の無期限化、最上位のJALラウンジを生涯にわたってご利用いただける特典など、ステイタスランクが上がれば上がるほど、JALの上質なサービスを生涯にわたってご利用いただけます。(原文引用)
現行のステイタスランクとは別で新たに特典が追加されると予想されます。「サクララウンジサービスの体験」というのがキーワードになっており、こちらは現行のサファイア会員が利用できるサクララウンジをクリスタル会員でも年に数回の利用制限を設ける形で開放すると予想します。サクララウンジを体験してもらい、さらなるステイタスアップのモチベーションにつなげたい考えと予想します。
「最上位のJALラウンジを生涯にわたってご利用いただける特典」に関しては簡単に達成できる可能性は限りなく低いと予想します。通算1000回搭乗達成など普通に利用していても達成できない非現実的な条件が用意される可能性が高いです。
現行のステイタスプログラム
現行ステイタスプログラムは大きく分けて、クリスタル、サファイア、ダイヤモンドの3つです。
とくに、JGC入会条件のサファイア到達を目指してJGC修行を行うわけですが、2024年1月からのJGC修行は大きく変わりそうです。
ステイタス | ダイヤモンド | サファイア | クリスタル |
到達条件 |
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サファイアステータスに到達するとJGCへ入会ができます。指定のクレジットカードを保有し続けることでサファイアステータスに相当する会員サービスを生涯に渡って受けることが可能です。
新しいステイタスプログラムの予想
現在は大きく分けて、ダイヤモンド、サファイア、クリスタルの3つのステータスランクですが、細分化されると予想します。少なくとも7つ以上のランクに分かれると思います。
仮にSランク、Aランク、Bランク、Cランク、Dランク、Eランク、Fランク、Gランク、Hランクの9つに分かれると想定して表を作ってみました。
ランク(仮) | S | A | B | C | D | E | F | G | H |
現行のランク | ダイヤモンドに相当 | JGCプレミアに相当 | サファイアに相当 | サファイアに相当 | サファイアに相当 | クリスタルに相当 | ステータスなし | ステータスなし | ステータスなし |
ワンワールドステータス | エメラルド | エメラルド | サファイア | サファイア | ルビー | ルビー | なし | なし | なし |
ラウンジ利用 | ダイヤモンドプレミアムラウンジ:無制限 サクララウンジ:無制限 |
ダイヤモンドプレミアムラウンジ:年30回 サクララウンジ:無制限 |
ダイヤモンドプレミアムラウンジ:年1回 サクララウンジ:無制限 |
ダイヤモンドプレミアムラウンジ:なし サクララウンジ:無制限 |
ダイヤモンドプレミアムラウンジ:なし サクララウンジ:年10回 |
ダイヤモンドプレミアムラウンジ:なし サクララウンジ:年2回 |
ダイヤモンドプレミアムラウンジ:なし サクララウンジ:年1回 |
なし | なし |
達成条件 | 通算500回搭乗相当 | 通算300回搭乗相当 | 通算100回搭乗相当 | 通算75回搭乗相当 | 通算50回搭乗相当 | 通算30回搭乗相当 | 通算15回搭乗相当 | 通算5回搭乗相当 | なし |
このように細分化されると予想します。達成条件に関しては、搭乗回数の他にJALカードの利用実績等も加味されるので、JALカード利用金額10万円ごとに1回搭乗相当のポイントなどのような形になるのではないでしょうか?
会員ランクを細分化して、提供するサービスにも差を付けて、もうちょっと頑張ればランクアップと常に目標を立てやすい制度になると予想します。あくまでも予想です!
現在のJGC会員にとって改悪になるのか?
新ステイタスプログラム開始に伴い、2024年1月よりJALグローバルクラブの制度・サービスが一部変更となります。とホームページ上でもあるように、JGCの制度・サービスが一部変更されます。残念ながら、現在のJGC会員も多少の影響はありそうです。
現在JALグローバルクラブ会員のお客さま
新ステイタスプログラム開始時点でJALグローバルクラブ会員の方は、新ステイタスプログラムでのJALグローバルクラブ会員として移行させていただきます。(原文引用)
新しいJGC会員制度の予想(既存会員向け)
結論から言います!
JGC会員サービスの内容は向上し、改良となる可能性が高いと想像します!
JGC会員になった後、JAL便を多く利用しないJGCワンワールドサファイア会員(いわゆる、平JGC)が現状では数多くいると予想します。その平JGC会員をもっとアクティブにさせるような制度になると思います。
現行のJGC会員サービスを維持しつつ、生涯に渡って貯まる新しいステイタスポイントによってランクアップするのではないでしょうか?
新ステイタスプログラム開始時点で、生涯フライト記録(JALマイレージバンク入会日以降にマイル積算対象運賃でご搭乗いただ いた、JAL国際線通算搭乗マイル数またはJALグループ国内線搭乗回数)を新ステイタスポイントに換算し積算いたします。新ステイタスポイントがステイタスランク基準を達成したお客さまは、JALカード入会などの所定の条件を満たすことで、新ステイタスプログラムの特典をご利用いただけます。対象となるお客さまは、2024年1月以降順次ご案内いたします。(原文引用)
つまり、過去にJGCプレミアに達成したことある方は新制度に移行後、JGCプレミア会員に自動的に復帰になったり、JGCプレミア会員に復帰するハードルが下がったりする可能性が高いと予想します。
また、過去に何度も利用していて通算したらJGC入会基準を満たす利用者には新制度移行後、JGCへの入会基準を満たしていた!なんて事もありえるのでは無いでしょうか?
新しいJGC会員制度の予想(新規会員向け)
既存会員向けでは改良となると予想しましたが、2024年1月から始まる新しいステイタスプログラムに完全移行後からJGC修行をする方はどうでしょうか?
こちらも私の予想ですが、JGC入会ハードルは少し高くなると予想します。
生涯に渡って貯まる新しいステイタスポイントがどのように貯まるのか不透明なのでなんとも言えませんが、1回搭乗で10ポイント。JALカード利用金額に応じて数ポイント、JALが提供するサービス利用実績に応じて数ポイント、500ポイント到達でJGC入会資格獲得のようになるのでは無いでしょうか?
今まで1年間に50回搭乗がJGCへの入会基準だったのが通算45回搭乗とJALカード利用で達成なんて事になる可能性も想像できます。しかし、こうなるとJGC会員が増える可能性が非常に高まります。JGC会員が増えると既存の会員の満足度は下がります。このバランスを考慮すると少しJGC入会へのハードルは高くなるのでは無いでしょうか?
逆にJGC入会へのハードルを低くすると新しくJGC会員が増える可能性が高まります。今まで平JGC会員だった人がJGCプレミア会員(JGP会員)を目指すようになりますし、JGP会員が増えるとダイヤモンドを目指す人が増えます。このランクアップを目指す流れをJAL側が自然に作れる制度かどうかが肝となりそうです。
修行は2023年のうちにするべきか?
どうしてもJGCに入会したいなら2023年の間に修行を行うのが安心ですが、今までにJALに数多く搭乗してきて通算すればJGC入会基準に達しているような方の場合は、2024年から始まる新しいステイタスプログラムに移行した後の方が簡単に入会しやすい可能性があります。
JGC会員関連の要点をまとめました
- 既存会員はJGC会員資格を剥奪されない。
- 1年間の搭乗実績ではなく、生涯の利用実績でJGCへ招待する制度に変わる。
- 極端な話ですが、飛行機にほとんど乗らなくてもJGC会員になれる可能性がある。
- 過去の利用実績も新しいステイタスプログラムに反映されるためJGC会員が急激に増える可能性がある。
- 同じく、過去の利用実績が反映されるためJGCプレミア、JGCダイヤモンド会員が急激に増える可能性がある。
- 年間の利用実績でステイタスが決まらなくなるので、こまめな搭乗&利用でJGP会員にランクアップも。
まとめ
新しいステイタスプログラムは2024年1月から開始されます。詳しいプログラム内容は2023年秋ごろに発表されますが、発表が待ち遠しいですね。
ちなみにANAでは搭乗実績の他にANAカードの利用金額などに応じてステータスを付与してますが、こちらは年間を通しての実績となっております。JALの場合は、生涯通しての利用でステータスアップを目指せるので斬新な試みですね。