海外旅行で必要な現地通貨は「ATMキャッシング」が1番お得と何度もこのブログではお伝えしています。
今回は海外のATMの使い方をご紹介したいと思います。
海外ATMキャッシングに必要なもの
- 海外キャッシングに対応したクレジットカード
- 余裕のあるキャッシング利用枠
当然ながら海外のATMで日本国内の銀行キャッシュカードは使えません。キャッシュカード機能とデビットカード機能がセットになったカードはキャッシング可能な場合もあります。
空港や街の両替所を使うくらいなら、クレジットカードを使って現地通貨を引き出すのがとても経済的です。引き出した現地通貨は日本円に換算されて引き落としされるのが基本となり、利用日から引き落とし日までの日数分の利息が加算されます。クレジットカード会社によってATM利用手数料がかかる場合もありますので、詳しくはお持ちのクレジットカード会社で確認して下さい。
楽天カードのキャッシング枠の例
今回は楽天カードを例にご紹介します。私が持っている2枚の楽天カードの国際ブランドはVisaとAmexです。Visaのカードにはキャッシング枠を設定しておりませんが、Amexのカードにはキャッシング枠を30万円設定しております。
Visaの利用可能額の一番下の欄のキャッシング枠は0円となっております。
続いて、Amexの利用枠を確認してみたいと思います。
一番下の欄のキャッシング項目に30万円の枠が設定されおります。楽天カード2枚の総利用枠が100万円なのですが、そのうちの30万円まではキャッシング利用できるという形です。当然ながら総利用枠に加算されるので、仮に30万円のキャッシング枠を上限まで利用してしまうとショッピング枠も減ってしまうので、70万円までしかショッピング利用できません。そもそも、Amexの国際ブランドが対応している海外ATMってなかなか見かけないので、なんとも無駄な設定枠です。笑
海外ATMの操作方法
基本的に海外のATMでキャッシングする流れは世界共通ですが、ATMによっては画面に表示される項目も変わってきます。今回はタイ・バンコクのATMを利用した際の画像を紹介しますが、あくまで一例として御覧ください。
肝心なのは、要点を押さえる事です。
①カードを挿入する
まずはカードを挿入する前にATMにお持ちのクレジットカードのロゴがあるかを確認しましょう。VISAやマスターカードなどのロゴがATM周辺に表示されています。カードを挿入したら取引が始まります。
②暗証番号を入力します
カードの暗証番号4桁を入力しましょう。まれに入力画面に6桁の入力画面が表示されますが、4桁を入力し「Enter」ボタンを押して次の画面へ進みます。
ほとんどのATMで暗証番号を入力する前後に言語の選択画面が表示されます。日本人観光客が多い国やエリアでは日本語にも対応しておりますが、ここでは英語画面で手続きを進めました。日本語画面で海外キャッシングに慣れてしまうと、日本語非対応のATMで困ります。世界共通言語と言っても良い英語で慣れておきましょう。
③取引方法を選択します
ここで重要なのが引き出しを意味する「Withdrawal」を選択することです。
Transferは振り込み、Inquiryは問い合わせの意味になります。今回のATMでは3項目しか選べませんでしたが、残高照会を意味する「balance」など色々項目が表示されるATMも多いですが「Withdrawal」だけを意識して覚えておきましょう。
④引き出し金額を選択する
引き出しを選択したら、引き出し金額を選択する画面に移ります。今回はタイでATMを利用しておりますので、バーツの通貨を引き出す形になります。Enter Amountを選択すれば任意の金額を引き出すことが出来ます。
⑤確認画面が表示されます
引き出し金額を選択すると確認画面が表示されます。
今回は5,000バーツを引き出しました。赤線の項目は手数料となります。220バーツが手数料としてかかりますよ?という確認です。
私の使ってるキャッシング用クレジットカードはATMの手数料がかからないので、この画面は無視しましたが、お持ちのクレジットカードによってはそのまま請求される場合があります。
⑥今回の引き出しのレート
このATMは丁寧に日本円のレートを表示してくれます。
①引き出し金額 5,000バーツ
②ATM手数料 220バーツ
100円が24.7333…バーツで計算した④の場合、③の項目で日本円換算で21,063円相当と案内されています。
⑦現地紙幣が出てくる
手続きを完了させたら、5,000バーツが出てきました。
重要なのは今回のキャッシングが「円建て」or「バーツ建て」のどちらになるかという問題です。
このATMが5,000バーツをカード会社に請求するか、このATMが5,000バーツを独自のレートで日本円にしてカード会社に請求するか。海外でカード決済をした場合も、日本円で払うか現地通貨で払うか選択することが出来ますが、この場合は現地通貨を選ぶのが間違いなくお得です。
今回のATMは日本円かタイバーツか選択する画面が有りませんでしたので、このような場合はタイバーツで請求されMasterCardのレートで日本円に換算され請求されます。
⑧利用明細は確実に保管しよう
たまにATMからクーポンが出てきます。
次回利用時に手数料を10バーツお得にするクーポンでした。ATMにより異なりますが、必要なら貰いましょう。
それより重要なのが、利用明細です。確実に保管しましょう。
⑨カードは忘れずに
全ての手続が終わるとカードが戻ってきますので、取り忘れないようにしましょう。
海外のATMは日本のATMと違いカード挿入口が硬かったり、自動で吸い込まなかったり、自分で引っこ抜かないとだめな場合が多いです。
⑩要点(時間がない人はココを見て)
要点をまとめます。言語を選択する画面が表示されたら英語がオススメ。基本的には日本のATMと似た流れで利用できます。
覚えておきたいATMの英単語
- 引き出しを意味する「Withdrawal」
- 承認を意味する「Accept」
オススメ海外キャッシングカード
私が海外キャッシング専用カードとして利用しているカードをご紹介します。
- ATM利用手数料が無料。
- 引き出し手数料が無料。
- 当日返済で利息も無料。
- ほぼ為替レートで両替可能。
このような特徴を持つのがアコムが発行する「ACマスターカード」です。詳しくはこちらの記事を御覧ください。
海外に出る前に、今お持ちのクレジットカードの海外キャッシング枠を確認しておきましょう。